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山々の環境保全を目指して

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アルプス山脈やヒマラヤ山脈などの山岳氷河は灌漑、水力発電、飲料水として下流域に住む8億人の人々に日常生活で欠かせない真水を提供していると同時に、気候変動の最も重要な、目に見える指標でもあります。極限の高度で山々の表面を覆うこういった氷河は何十年にもわたって廃棄されたゴミが蓄積しているうえ、年々薄くなりつつあります。

Bally Peak Outlook Infographics

このような危機に瀕している山々の環境保護を支援するために、Bally Peak Outlook財団は世界各地で重要なプロジェクトを発足しています。最近行われた遠征では、環境活動家兼登山家のダワ・スティーブン・シェルパ氏がエベレストのベースキャンプから標高8,846.86mの頂上までの間で2トンのゴミを回収作業を先導(2019年)。それに続いて、地元コミュニティが暮らす本来の風景を取り戻す取り組みを支援すべく、ヒマラヤ山脈における8つの標高8000メートル級の山々のベースキャンプの清掃を目指す「8x8000m」宣言(2020~2021年)が発足しました。

「8 x 8000 m」宣言

2020年9月、ヒマラヤ山脈における8つの標高8000メートル級の山々のベースキャンプを清掃するべく、Bally Peak Outlook財団は「8 X 8000M」宣言の第一フェーズに着手しました。ダワ氏が率いるこの遠征は47日に及びました。新型コロナウイルス感染症が原因でオフィシャルトレイルが閉鎖されていたため、迂回ルートを辿り、西から東まで、チョ・オユ-(8,188m)、エベレスト(8,848m)、ローツェ(8,516m)、マカル―(8,485m)などのベースキャンプから2.2トン相当のゴミを回収しました。古いブリキ缶、壊れたテント、木箱など、数十年に渡って蓄積したゴミが回収、分別、仕分けされ、サガルマータ公害コントロール委員会に引き渡されました。電池をはじめとする有毒物質は、安全に処理するため、カトマンズ市役所に送られました。

「8 X 8000M」宣言は各ベースキャンプのグランドでプロの登山家、清掃業者、仕分け業者、梱包業者、運搬業者に加え、専属のサポートチームなどを雇用することにより、世界的なパンデミックによって大打撃を受けたヒマラヤ地方の地元コミュニティにとって欠かせない収入を提供しました。「8 X 8,000M」遠征の第二フェーズは2021年に実施される予定で、カンチェンジュンガ(8,586m)、ダウラギリ(8,167m)、マナスル(8,156m)、アンナプルナ(8,091m)を始め、3度目となるエベレストのベースキャンプの清掃活動を行います。

地元民の声を祝福する

地形が困難であることから、「8 X 8000M」チームを含めて、ヒマラヤ山脈におけるBally Peak Outlook遠征チームの大部分はシェルパ族で構成されています。彼らは独特の遺伝経路を備えているため、過酷な山岳環境で生活し、働くことができるのです。ヒマラヤのシェルパコミュニティへの注目を高めるため、バリーは「8 X 8000M」宣言における4つの雄大な山頂に捧げる短編ドキュメンタリー映画のシリーズ作品の製作を依頼しました。

ナレーションを務めるのは、ヒマラヤ山脈における日常生活で重要な役割を果たすオラングチャング・ゴラ出身の草分け的な観光業起業家であり女性人権活動家でもあるヤンキラ・シェルパ、クムジュンで生まれ育った若者のリーダー的存在でありシルダール遠征で有名なナガ・ドルジェ・シェルパ、カトマンズ出身の献身的な環境活動家であり観光業起業家で、遠征チームリーダーを務めるダワ・スティーブン・シェルパ、そしてダージリンを拠点にする著名な登山家であるテンジン・ノルゲイの息子のジャムリン・テンジン・ノルゲイなどです。